(ちょっと気が早いけど、来月もまた)雇用統計に賭けろ!PART2=広木隆

 7日に発表された雇用統計は、NFPが大幅に下振れした一方、失業率は労働参加率の改善を伴って低下するという、好悪入り交じる内容。悪天候がどこまで影響したのか、しなかったのか、その点も不透明である。つまり、白黒つけるのは来月に持ち越しだ。さあ、次回はどうなるだろう。雇用統計の結果のことではない。雇用統計がどうなるかなんて予想しても当たらない。当たらない予想に賭けることはギャンブルである。ギャンブルでないのは「プラスの期待値」に賭けることだ。  同じように考えよう。非農業部門雇用者数(NFP)の伸びは、(1)市場の予想を下回る、(2)市場の予想を上回る、(3)市場の予想通りとなる、の3つのケースしかない。これはいつも同じである。そして、(2)と(3)が実現した場合の市場の反応も前回と同じ想定でいいだろう。市場の予想を上回れば素直にポジティブ・サプライズで株は買われ、(3)予想通りの結果となれば雇用回復確認でやはり市場は上昇するだろう。  問題は(1)市場の予想を下回る低調な結果となる場合だ。…  (執筆者:広木隆 マネックス証券チーフ・ストラテジスト 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
7日に発表された雇用統計は、NFPが大幅に下振れした一方、失業率は労働参加率の改善を伴って低下するという、好悪入り交じる内容。悪天候がどこまで影響したのか、しなかったのか、その点も不透明である。
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2014-02-12 18:00