日経平均は50円高で小幅ながら5連騰、買い一巡後は連休控えて様子見
17日の日経平均株価は前日比50円80銭高の2万650円92銭で5営業日続伸となった。朝方は欧米株高や堅調なドル・円相場を支えに46円高でスタート。ギリシャ情勢が落ち着きを見せていることも市場心理の改善に寄与した。ただ、一段と買い進むための材料は乏しく、連休前でポジションを傾けづらいこともあって、その後は横ばいの展開に終始した。
個別では、英アストラゼネカと喘息治療薬で国内販売の独占的オプション契約をした協和発酵キリン <4151> や、サイバー攻撃を受けた際に被害部分を隔離できるOSを提供すると報じられたアドソル日進 <3837> が上昇。タレント又吉さんが芥川賞を受賞したことで書店での売上増加が期待された文教堂グループホールディングス <9978> や、特殊技術を用いた植物栽培を行うグリーンクロックスと資本提携する大和コンピューター <3816> も買われた。
半面、4-6月期は350億円程度の営業赤字と報じられたシャープ <6753> や、米国での半導体製造装置関連株の軟化につられた東京エレクトロン <8035> が下落。コンビニ店舗運営のストア事業を廃止するメディアフラッグ <6067> や、株主優待制度の内容を変更するラ・アトレ <8885> も売られた。
業種別では、保険、その他製品、銀行などが上昇。一方、鉱業、パルプ・紙、非鉄金属は下落した。(編集担当:松浦直角)
17日の日経平均株価は前日比50円80銭高の2万650円92銭で5営業日続伸となった。
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2015-07-17 15:00