椿本チエインは高値更新目前、今期を再増額修正
チェーン最大手、椿本チエイン <6371> は、2月12日(水)、30円高の848円と買われ1月17日につけた昨年来の高値855円に迫っている。今3月期第3四半期決算が好調で通期業績予想を再増額しており、好業績銘柄として見直され上昇トレンドを継続しており、短期的に注目したい。
2月7日大引け後に今3月期第3四半期決算と併せて通期業績予想の上方修正を発表。チェーンについて、日本国内における搬送用チェーンなどの販売が堅調であったほか、米国やアジア・オセアニアにおける駆動用チェーンなどの販売も堅調に推移。精機については、日本国内における減速機や直線作動機の販売は低調であったものの、中国において減速機などの販売が好調に推移。自動車部品については、日本国内、米国、欧州、タイ、韓国などにおける自動車エンジン用タイミングチェーンドライブシステムの販売が好調。米マテハン社の業績も寄与し、通期売上高は従来予想の1700億円(前期比13.3%増)から1750億円(同16.7%増)、営業利益は同145億円(同15.3%増)から160億円(同27.2%増)、経常利益は同146億円(同13.9%増)から164億円(同28.0%増)、純利益は同87億円(同17.1%増)から96億円(同29.2%増)と第2四半期決算発表時に続く今期二度目の増額。年間配当予想は8円(同1円増)と増配を予定している。
株価は、2012年10月安値375円を底に、週足では26週移動平均線、月足では9カ月移動平均線をサポートラインに上昇トレンドを継続。日足では25日移動平均線を突破し短期的に騰勢を強めている。決算発表を受け、同社株をカバーしているクレディ・スイス証券は2月10日付で投資判断を「アウトパフォーム」継続で、目標株価900円を据え置きも、配当性向は会社予想の17%から30%への引き上げられる公算大と株主還元の積極化への期待を指摘していることが注目される。信用買残は20万6000株と上値にシコリがなく、高値奪回から一段高へ向かうか注目されよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
チェーン最大手、椿本チエイン<6371>(東1)は、2月12日(水)、30円高の848円と買われ1月17日につけた昨年来の高値855円に迫っている。
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2014-02-13 07:30