「C919」大型ジェット機の受注順調! 中国旅客機が世界市場の勢力図を書き換える=韓国メディア

中国産の大型ジェット機「C919」の受注数がこのほど507機に達したと報じられたことについて、中国メディアの参考消息は14日、韓国の朝鮮日報の報道を引用し、「中国が製造する民間旅客機が飛び立つ時、世界の旅客機市場の勢力図は書きかえられる」と報じた。
記事は、中国国高速鉄道が国内で蓄積した経験と安価なコストを武器に世界の市場を席巻したのと同様に、「中国の旅客機も世界の空を飛び回ろうとしている」と伝えた。さらに、C919は2014年末に飛行試験を行う予定だったとしながらも「技術的問題から延期になった」とし、「中国は生産が延期になろうとも安全性確保を優先している」と報じた。
続けて、中国現代国際関係研究院の陳鳳英氏の発言として、「中国は過去に旅客機1機を購入するためには8億枚のシャツを輸出する必要があった」と伝える一方、「中国はこのような状況から脱却するため、低付加価値の産業構造の高度化を進めている」と指摘。
さらに、客席数が最大190人のC919は短・中距離用の旅客機として、「エアバス320」および「ボーイング737」の競合機になると主張。また、C919の「C」は中国(China)と、開発を行っている中国商用飛機有限責任公司(COMAC)の頭文字のCであると伝えた。
また記事は、ボーイングが14年9月に公開した報告を引用し、「中国は20年以内に米国を抜いて世界最大の旅客機市場になる見通し」と伝え、中国が旅客機を自ら生産しようとしているのも「国内市場が拡大する見通しであることも理由の1つ」と報じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) chuyu/123RF.COM)
中国産の大型ジェット機C919の受注数がこのほど507機に達したと報じられたことについて、中国メディアの参考消息は14日、韓国の朝鮮日報の報道を引用し、「中国が製造する民間旅客機が飛び立つ時、世界の旅客機市場の勢力図は書き換えられる」と報じた。(イメージ写真提供:(C) chuyu/123RF.COM)
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2015-07-17 18:30