日本ならやってのける!? サービスそのままに生産性向上=米メディア

中国メディア・参考消息網は16日、日本人の丁寧な礼儀が尊敬を受ける一方で、日本人の労働生産性を低下させている可能性があるものの、持ち前の創造力でこの問題を克服しようと取り組んでいるとする米・ブルームバーグの15日付報道を紹介する記事を掲載した。
記事は、経済協力開発機構(OECD)のデータで、日本で昨年単位労働時間あたりに創出された国内総生産額が41.5米ドル(約5150円)と、日本以外は50ドル(約6200円)を超えているG7中で最低となったことを紹介。昨年のみならず、日本の労働生産率は30年来G7中で最下位に甘んじているとした。
そのうえで、安倍晋三首相が「2020年までにサービス業の生産率増加ペースを倍以上に高めること」と提起し、日本国内ではサービスレベルを保ったまま生産性を高める取り組みが進んでいると伝えた。
その例として、東京のレストランではタブレット端末で直接漁師から材料を買い付けて仲買人を省く、下呂温泉では客の見えない場所で料理運搬にベルトコンベアを導入する、といった取り組みを示した。
記事は、日本の公益財団法人・生産性本部の研究員が「日本の“おもてなし道”はサービスの質を高めるが、それには多くの時間と仕事が必要になる。この文化は変えることが難しい」と評する一方で、「日本には創造力がある。情報技術を利用することで、客に気付かれない状況下でサービスの効率を高めることができるかもしれない」と論じたことを併せて伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディア・参考消息網は16日、日本人の丁寧な礼儀が尊敬を受ける一方で、日本人の労働生産率を低下させている可能性があるとする一方、持ち前の創造力でこの問題を克服しようと取り組んでいるとするj米・ブルームバーグの15日付報道を紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-07-17 18:45