韓国の造船業が、危険な境地に陥る!=中国メディア

中国メディアの金融界は17日、韓国の造船メーカー大手3社がそろって業績不振に直面していると伝え、韓国の造船業が「危険な境地に陥っている」と報じた。
記事は、 国際造船・海運市況分析機関の「クラークソンリサーチ」の統計を引用し、2015年上半期における韓国の船舶受注量は592万CGT(標準貨物船換算トン数)に達し、世界全体の45%を占めたと紹介。
一方、韓国の造船業が危険な境地に陥っていることを示すものとして、現代重工業や大宇造船海洋などの株価が低迷していることを指摘し、朝鮮日報の報道を引用したうえで、「大宇造船海洋は約2兆ウォン(約2200億円)もの損失を公表してこなかった」と紹介。大宇造船海洋が債務の再構成を迫られる可能性があることを伝えた。
さらに、韓国メディアのetodayの報道として、韓国第3位の造船メーカーであるサムスン重工業の2015年第2四半期の損失額が1兆ウォン(約1100億円)に達する可能性があることを紹介した。
続けて、世界経済の減速を受け、韓国の造船業が低迷していることを指摘、「生産能力の過剰に加え、受注の減少、債務の増加という苦境に陥っている」と伝えた。また、船舶運賃も低調であることから、海運業界でも新たに船舶を建造する意欲が高まっていないと論じた。(編集担当:村山健二)(写真は金融界の17日付報道の画面キャプチャ)
中国メディアの金融界は17日、韓国の造船メーカー大手3社がそろって業績不振に直面していると伝え、韓国の造船業が「危険な境地に陥っている」と報じた。(写真は金融界の17日付報道の画面キャプチャ)
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2015-07-18 17:00