今週の為替相場見通し(2015年7月20日ー)=為替王
今月はギリシャ問題や中国株暴落などの波乱がありましたが、為替相場は落ち着きを取り戻し、先週の米ドル円は1ドル=124円台を回復しました。米ドル円の方向性については、約1週間前から短期トレンドが転換し、ブログでは連日、円安ドル高と言い続けて、先週はその通りになりました。先週末時点で、チャート分析においては特に大きな変化もなく、今週も方向性は円安・ドル高との見通しを維持します。
過去10日ほどの円安の流れがやや一方的でしたので、揺り戻しが起きることも多少想定されますが、その場合の目処は123円台前半あたりを意識しながら、引き続き、今回の短期的な円安トレンドが伸びて、先週から掲げておりますターゲット125円台に到達することを期待したいです。
米ドル円と対照的に、ユーロ円は、先々週の急落時の安値(1ユーロ=133円台)に向かって先週後半は再び下落しました。経済ファンダメンタルズの観点では、ギリシャ問題などの危機が収束しても、冷静に世界経済を見れば、現在、異例の超低金利で、今後も長期間それを続けなければならないであろうユーロを売りたくなる投資家が多いと思われます。チャート分析の観点では、ユーロ米ドルのチャート形状が崩れています。先週末は1.08台まで下がってきました。さらに1.07近辺へ向かう可能性があると考えます。
今週久しぶりに注目したいのはスイスフラン円。先週末は1フラン=129円近辺でした。方向性は下向きで、今週の目処は近いところで127円台。もしかすると、1フラン=125円~124円へと下落が拡大するようなシナリオも考えられるのではないかと思います。(執筆者:為替王)
今月はギリシャ問題や中国株暴落などの波乱がありましたが、為替相場は落ち着きを取り戻し、先週の米ドル円は1ドル=124円台を回復しました。米ドル円の方向性については、約1週間前から短期トレンドが転換し、ブログでは連日、円安ドル高と言い続けて、先週はその通りになりました。先週末時点で、チャート分析においては特に大きな変化もなく、今週も方向性は円安・ドル高との見通しを維持します。
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2015-07-20 07:45