韓国家電メーカー「戦々恐々」・・・中国製品の揺さぶり!=韓国華字メディア

韓国メディア・亜洲経済の中国語版は19日、韓国の消費者の間で中国製品に対するイメージが変わりつつあると論じる記事を掲載した。
記事は、韓国では中国製品の品質を嘲笑する言葉として、「中国のミス」という言葉があったことを紹介。その意味として、中国製品であるにもかかわらず、品質がそこそこ良い製品を指すものであると伝え、「中国人がミスした結果として品質が良くなった」と逆説的に中国製品を蔑む言葉だったと紹介した。
だが、近年は中国製品の品質が向上するにつれ、「中国のミス」ではなく、むしろ「中国の実力」と表現したほうが適切な製品が増えていると伝え、韓国人消費者の中国製品に対する見方も変化しつつあると伝えた。
続けて、「中国のミス」という言葉が登場したのは2009年だったと伝え、中国の音響製品メーカーである「Sound Magic」が生産したイヤホンの音質が良いと韓国人消費者の間で評判になったことが最初だったと紹介。
一方、中国のスマホメーカーである小米(シャオミ)が韓国で製品を発売したことで「当初は米アップルのパクリと認識されたシャオミは韓国市場で価格の安さや充電の速さ、デザインの良さが評価された」と伝え、韓国の消費者はシャオミについて「コストパフォーマンスの高いブランド」と認識するようになったと報じた。
続けて記事は、中国製品の勢いに対し、韓国の家電メーカーの間で不安が高まっていると伝え、「低品質」という評価から徐々に脱却しつつある中国製品が韓国の家電市場を揺さぶり始めていると指摘。
米国市場などにおいても中国製テレビが出荷台数を著しく伸ばしていると伝え、ソウル大学の教授の話として「中国企業は技術力を急速に高めており、消費者も中国製品と他国製品の技術的な差が縮小していることを認識できるほどになった」と紹介し、韓国メーカーも特別な技術や価値を生み出さない限り、韓国の家電市場でも中国製品にシェアを侵食される可能性が高いと論じた。(編集担当:村山健二)(写真は亜洲経済の19日付報道の画面キャプチャ)
韓国メディア・亜洲経済の中国語版は19日、韓国の消費者の間で中国製品に対するイメージが変わりつつあると論じる記事を掲載した。(写真は亜洲経済の19日付報道の画面キャプチャ)
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2015-07-20 21:00