中国の対日投資・・・「まだまだ成長の余地」=中国メディア

中国メディアの新華社は20日、中国商務部の高燕副部長が20日、中国の対外投資が急成長しているなか、中国の対日投資の規模は日本の対中投資の規模に比べて小さいことを指摘し、「まだまだ成長の余地が多く残されている」と期待を示したことを紹介した。
記事は、北京市内で20日に中国国際貿易促進委員会および日本貿易振興機構(JETRO)の共催による対日投資商務フォーラムが行われたことを紹介し、中国の2015年上半期における金融を除く対日直接投資額が前年比24.4%増の9833万ドル(約19億9397万ドル)に達したことを紹介した。さらに、15年6月までの中国の対日投資残高は16億7000万ドル(約338億6500万円)となったことを伝えた。
続けて、中国の対日投資における分野としては、「製造業から金融サービス、通信、ソフトウェア、インターネットなどの分野に移りつつある」としたほか、国営企業だけではなく、中国の民間企業による投資も増えてきていると紹介した。また、投資の内容としても資本提携や買収も増えていると報じた。
さらに記事は、高燕副部長が「中国政府は実力のある中国企業の対日投資を奨励している」と述べ、日本政府に対し、法務、税務、金融といった分野において迅速かつ透明な参入許可制度を構築してほしいと希望を示したことを紹介した。
そのほか、高燕副部長の話として、「日本の企業や産業組織はさらに積極的に中国企業との協力を推進してもらいたい」と伝えたほか、鉄道や原子力発電といった分野において「中国の製造力および人的資源と日本の先進技術を結びつけ、ともに第三国の市場開拓にあたるべきだ」と伝え、日本企業とのさらなる協業に期待を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの新華社は20日、中国商務部の高燕副部長が20日、中国の対外投資が急成長しているなか、中国の対日投資の規模は日本の対中投資の規模に比べて小さいことを指摘し、「まだまだ成長の余地が多く残されている」と期待を示したことを紹介した。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-07-21 09:15