日本の「オワハラ」問題・・・韓国からみれば羨ましい嫌がらせ!=韓国メディア

韓国メディアのSBSは20日、最近の日本の学生の就職率について、大学卒業予定者は就職の心配がなく、むしろどの企業に入社するのかを悩み、大学卒業予定者が「甲」で、企業側が「乙」と見ることができるという記事を掲載した。
韓国では、「甲質(カプジル)」という言葉があり、権力などの面で優位に立つ側の者を「甲」、弱者側の者を「乙」としたうえで、甲が乙に不当な行為を要求・行うことなどの概念を総称する言葉である。
記事によれば、2015年度の日本の就職率について「大卒者が96.7%、高卒者も97.5%に達している」と紹介したほか、殆どの高校・大学卒業予定者が、「5社前後の内定をもらい、その中から選んでいるとし、就職先がない場合はほとんどない状況である」と伝えた。
このような就職する環境を背景に、日本では最近「オワハラ」という造語まで登場したとし、「オワハラ」とは「終える」という意味と「ハラスメント」を足した言葉であると紹介。企業が内定を出した学生を対象に、他社に入社しないよう就職活動を終わらせろと嫌がらせをする現象を指す言葉であると説明した。日本では「○○ハラ」がつく言葉は、嫌がらせなど悪いことを意味するが、「韓国から見れば羨ましい嫌がらせだ」と伝えた。
また記事は、日本では「オワハラ」問題で、学生が大学に相談することが増えてきているとし、今後も増えるであろうと報じた。
続けて記事は、このような現象は、日本の円安の影響が第一の理由であるとしながらも、日本の若年層の雇用市場は少し複雑であると指摘。現在の日本の大卒者数は55万―56万人と言われているが、人口減少にともない若年層の人口も減少し、大学進学率が50%にも満たないことから、比較的大卒者の就職競争も減少してきているのではないかと推測されるほか、景気も回復状態にあり、大学も減少、人口も減少ということから、就職がうまくいくと見られると伝えた。
最後に記事は、日本企業が外国人の学生を積極的に採用していることをあげ、特に韓国人の学生においては、英語の能力の高さや比較的日本と近い文化で馴染めることが積極的に採用をする理由であるとした一方、韓国国内では、就職競争が激しく、自国だけでの就職活動ではなく、「(韓国人の学生が)外国にも目をむけてみることも1つの方法ではないか」報じた。(編集担当:木村友乃)(イメージ写真提供:123RF)
韓国メディアのSBSは20日、最近の日本の学生の就職率について、大学卒業予定者は就職の心配がなく、むしろどの企業に入社するのかを悩み、大学卒業予定者が「甲」で、企業側が「乙」と見ることができるという記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-07-21 11:15