日経平均は191円高と6連騰、後場に上げ幅拡大し年初来高値に接近

 21日の日経平均株価は前週末比191円05銭高の2万841円97銭と6日続伸して取引を終え、6月24日に付けた終値ベースの年初来高値2万868円03銭に迫った。  米国株高を好感した買いが先行。企業決算の発表本格化を前に様子見ムードも広がって買い一巡後はこう着感を強めたが、後場に先物への断続的な買いが観測されると指数寄与度の高いファーストリテイリング <9983> など値がさ株を中心に日経平均は上げ幅を拡大した。ドル・円がやや強含んだことも支えになった。  個別では、15年9月中間期業績予想を上方修正した古河電池 <6937> やOak キャピタル <3113> に対する第三者割当増資などを発表したピクセラ <6731> がストップ高を付けた。16年3月期の通期利益予想を上方修正した共栄タンカー <9130> も高い。東芝 <6502> は不適切会計問題で第三者委員会が経営陣の関与を断定したが、アク抜け感から買いが優勢となった。  半面、15年12月期業績予想を下方修正した長府製作所 <5946> は下落した。大手証券による投資判断の引き下げが観測されたLIXILグループ <5938> も軟調。15年9月期業績および配当予想を下方修正した東陽テクニカ <8151> は後場に軟化した。(編集担当:宮川子平)
21日の日経平均株価は前週末比191円05銭高の2万841円97銭と6日続伸して取引を終え、6月24日に付けた終値ベースの年初来高値2万868円03銭に迫った。
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2015-07-21 15:00