[ベトナム株]ニントゥアン省:建設予定地を内陸へ移動

  南中部沿岸地方ニントゥアン省人民委員会とベトナム電力グループ(Vietnam Electricity=EVN)は、同省で建設が計画されているベトナム初の原子力発電所「第1ニントゥアン原子力発電所」及び「第2ニントゥアン原子力発電所」の建設予定地を南西へ拡張し、内陸へ移動すると発表した。   これは、2011年3月の福島第一原子力発電所事故を受けて、商工省がこのほど承認したマスタープランで修正されたもの。当初の計画は東日本大震災の発生前に策定されたが、原発事故後に改めて調査を実施し、安全性を確保すべく内陸への移動を決めた。   第1原発の建設予定地は、トゥアンナム郡フオックジン村ビンチュオン村落の443.11haと、海面上の440.54ha。ビンチュオン村落の用地は、当初計画よりも内陸へ約400m移動する。第2原発は、ニンハイ郡ビンハイ村タイアン村落の380.91haと、海面上の337.63haで、タイアン村落の用地は内陸へ285~395m移動する。   これに先立ちグエン・タン・ズン首相は、第1・第2原発の建設に伴う住民立ち退き計画を承認した。第1原発では477世帯の2084人が、第2原発では811世帯の2827人が立ち退くことになり、立ち退きは2018年中に完了する見込みだ。(情報提供:VERAC)
南中部沿岸地方ニントゥアン省人民委員会とベトナム電力グループ(Vietnam Electricity=EVN)は、同省で建設が計画されているベトナム初の原子力発電所「第1ニントゥアン原子力発電所」及び「第2ニントゥアン原子力発電所」の建設予定地を南西へ拡張し、内陸へ移動すると発表した。
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2015-07-21 17:30