東芝グループ国内主要企業の取引先実態調査=帝国データバンク

 グループ主要関係会社の取引先、全国に2万2000社  ~東京都が最多、7割超が年商10億円未満~  はじめに  不適切会計問題に揺れる(株)東芝(東証1部)。第三者委員会の調査によって、2009年度以降で組織的に約1518億円にのぼる不正な利益計上が行われていたことなどが認定され、今後の対応や8月に発表予定の2015年3月期の通期決算業績などに注目が集まる。  帝国データバンクでは、自社データベースである企業概要ファイル「COSMOS2」(146万社収録)の中から、東芝および同社の国内主要関係会社と取引のある国内企業について分析した。  調査結果  1.東芝および同社の国内主要関連会社(計30社)と取引のある企業は全国で2万2244社となり、取引関係別では「仕入先・下請先」が9649社、「販売先」が1万3746社となった  2.都道府県別では、「東京都」(5314社)、地域別では「関東」(9329社)が最多となり、「関東」の構成比は41.9%となった  3.年売上高別では、「1~10億円未満」が8930社で最多となり、10億円未満の企業の構成比は74.8%となった  4.業種別では、「仕入先・下請先」では「産業用電気機器卸」(651社)、「販売先」では「家電機械器具小売」(2331社)が最多となった(情報提供:帝国データバンク)
不適切会計問題に揺れる(株)東芝(東証1部)。第三者委員会の調査によって、2009年度以降で組織的に約1518億円にのぼる不正な利益計上が行われていたことなどが認定され、今後の対応や8月に発表予定の2015年3月期の通期決算業績などに注目が集まる。
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2015-07-22 09:45