日本電産、第1四半期は営業益24.1%増、車載用カメラレンズ製造会社の株式取得も発表
日本電産 <6594> は22日引け後、16年3月期第1四半期の決算を発表した。売上高は前年同期比18.7%増の2850億4100万円、営業利益は同24.1%増の310億6100万円で着地し、市場コンセンサス(営業益300億円強)を上回った。
精密小型モータはHDD用モータの販売数量が減少したものの、DCモータ、ファンモータ、その他精密小型モータの売上が伸び、全体では増収を確保。車載は子会社のADAS関連製品の売上増に加え、前期の期中に買収したNIDEC GPM GmbHも貢献した。
業績予想は据え置いた。15年9月中間期では売上高5500億円(前年同期比12.4%増)、営業利益580億円(同11.7%増)を計画している。
なお、22日引け後は、日本電産サンキョーによるナガタ・インドネシアの株式取得も発表している。ナガタ・インドネシアは永田製作所(大阪市)のグループ会社で、車載用カメラのレンズを製造する。電産サンキョーは創業家から9月をめどに100%を譲り受ける予定。
日本電産の22日終値は168円安の9831円。(編集担当:宮川子平)
日本電産(6594)は22日引け後、16年3月期第1四半期の決算を発表した。
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2015-07-22 21:00