韓国経済の減速が鮮明!・・・大企業は内部留保優先=韓国華字メディア

 韓国メディア・亜洲経済の中国語版は22日、韓国経済の減速傾向が鮮明になるにつれ、韓国の大企業が内部留保を優先していると伝えた。  記事は、韓国メディアの「CEO Score」が韓国の大企業30社と傘下にある268社の企業を対象に、2014年から15年第1四半期末までに企業内部に蓄積された利益について調査を行ったことを紹介し、15年第1四半期末時点の内部留保の額は710兆3002億ウォン(約76兆3500億円)に達し、前年同期比5.7%増となったと伝えた。  続けて、サムスン電子と現代自動車など韓国の大企業21社は内部留保を増やしていたと伝え、サムスンは1年で17兆9310億ウォン(1兆9300億円)の増加、さらに現代自動車は12兆4964億ウォン(1兆3900億円)の増加だったと紹介。サムスンと現代自動車が1年間で増やした内部留保の総額は30兆4274億ウォン(約3兆2700億円)に達し、調査対象となった韓国の大企業30社のうちの79.6%に達したと報じた。  一方、現代重工業など8社は内部留保の額が減少したと伝え、特に14年に3兆ウォン(約3200億円)の損失を計上した現代重工業は2兆1830億ウォン(約2300億円)の減少だったと紹介した。  さらに記事は、韓国経済が減速し、企業をとりまく環境もますます不透明になっていると伝え、「そのため、韓国の大企業は高額な税金を支払う可能性があっても、設備投資などに投資しようとせず、内部に利益を留めておこうとしているのではないか」と分析した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
韓国メディア・亜洲経済の中国語版は22日、韓国経済の減速傾向が鮮明になるにつれ、韓国の大企業が内部留保を優先していると伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-07-22 20:30