日経平均は99円高でスタート、堅調なドル円相場を支えに上昇

 23日の日経平均株価は前日比99円90銭高の2万693円57銭と反発してスタート。堅調なドル・円相場や、前日に下落していた反動から買い優勢となっている。ただ、国内では企業の決算発表がこれから本格化する段階にあり、現時点では明確な方向感は出にくい。なお、朝方に発表された貿易統計は、輸出額から輸入額を差し引いた輸入超過額が690億円と市場予想に反して赤字だった。  個別では、車載カメラ用レンズのインドネシア企業の買収を発表し、第1四半期は純利益37%増となった日本電産 <6594> や、第1四半期の売上高は前年同期比10%増となったディスコ <6146> が上昇。通期・中間期の見通しを開示し、今期は純利益4割増を見込む信越ポリマー <7970> や、三井物産 <8031> との資本・業務提携を発表したレアジョブ <6096> も買われている。  半面、大手証券が投資判断を引き下げたソニーフィナンシャルホールディングス <8729> 、NTTドコモ <9437> は下落。アルツハイマー治療薬の開発に関する報道が嫌気されたエーザイ <4523> も売られているほか、日本航空電子工業 <6807> は第1四半期が営業利益31%増となったものの大幅に値を下げて始まっている。(編集担当:松浦直角)
23日の日経平均株価は前日比99円90銭高の2万693円57銭と反発してスタート。
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2015-07-23 08:45