日経平均終値は90円高と反発、買い一巡後は材料難で横ばい
23日の日経平均株価は前日比90円28銭高の2万683円95銭と反発。朝方は堅調なドル・円相場を支えに買い優勢で始まった。ただ、その他には新たな買い材料に乏しく、国内企業の決算発表もこれから本格化する段階とあって、買い一巡後は方向感のない展開に終始した。
個別では、第1四半期は営業益24.1%増で市場コンセンサスを上回った日本電産 <6594> や、16年3月期業績予想の修正が刺激材料となった石塚硝子 <5204> が上昇。第1四半期は営業利益が前年同期比10倍となったマネーパートナーズグループ <8732> や、運用大手DIAMが株式5%超を取得したユニーグループ・ホールディングス <8270> も買われた。
半面、米バイオジェンが発表したアルツハイマー薬臨床試験の最新データが嫌気されたエーザイ <4523> や、軟調な原油相場が重しとなったJXホールディングス <5020> 、富士石油 <5017> 、コスモ石油 <5007> が下落。短期的な過熱感が嫌気されたカルナバイオサイエンス <4572> も売られた。
業種別では、パルプ・紙、空運、小売りなどが上昇。一方、海運、鉱業、石油石炭製品は下落した。(編集担当:松浦直角)
23日の日経平均株価は前日比90円28銭高の2万683円95銭と反発。
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2015-07-23 14:30