日経平均は米株安を受けて80円安でスタート、本格化する決算を注視
24日の日経平均株価は前日比80円32銭安の2万603円63銭と反落してスタート。米国株安やドル・円相場の軟化を受けて売り優勢となっている。これから本格化してくる国内企業の決算発表への関心が高く、様子見ムードが広がれば方向感が出にくい展開となることも予想される。特段売り込むほどの悪材料もなく、根強い先高観から下落局面では押し目買いが入りやすい。
個別では、欧州通貨安の影響で4年ぶりに営業減益に転じるとされたマツダ <7261> や、米国生産撤退が報じられた三菱自動車 <7211> などの自動車株が下落。3Qは営業益81.4%増となるも出尽くしが意識されたサイバーエージェント <4751> や、4期連続の営業利益・営業CFマイナスにより上場廃止の猶予期間入りとなったメガネスーパー <3318> も売られている。
半面、1Qの経常利益が過去最高と伝わった住友化学 <4005> や、今期は純利益8.9%増で年間10円増配を見込んだ信越化学工業 <4063> が上昇。吸収性局所止血材がコロンビア当局から承認されたスリー・ディー・マトリックス <7777> や、第三者割当で16億円を調達し、第2位大株主が著名個人投資家だと判明したケイブ <3760> も買われている。(編集担当:松浦直角)
24日の日経平均株価は前日比80円32銭安の2万603円63銭と反落してスタート。
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2015-07-24 08:45