日韓への「木炭密輸」・・・増加誘因に「炭火焼肉」!=中国メディア

中国メディアの光明網は23日、日本や韓国には「炭火焼肉店」が数多く存在すると伝え、日本の霜降り牛肉でも、韓国の豚バラ焼肉でも、「高品質な味を提供するためには高品質な炭が必要不可欠」だと指摘し、中国から日韓への木炭の密輸が増えていると報じた。
記事は、中国政府が中国国内の森林資源の保護や、木炭生産による環境汚染の防止などを理由に、2004年10月1日より木炭輸出を全面的に禁止していることを紹介。
続けて、日本や韓国では木炭に対して大きな需要が存在する一方で、「日韓は国内の生態環境を守るため木炭生産を制限している」などと主張し、日韓と中国とでは木炭価格に大きな「乖離」が存在すると主張した。
さらに、中国国内では1トンあたり4000元(約8万1000円)で販売されている木炭が、日韓での販売価格は1トンあたり約3万元(約60万6970円)に達すると主張し、「約8倍もの差がある」と紹介した。こうした価格差が誘因となり、中国国内では木炭を密輸しようとする動きがあると伝え、小分けにした木炭をほかの資材に混在させたうえで香港に密輸し、香港から日本や韓国に輸出しようとした企業があることを紹介した。
続けて記事は、広東省深セン市および四川省成都市の税関で木炭2834トン分の密輸が摘発されたことを紹介し、「日本と韓国で焼き肉が人気を博す背後において、中国では樹木が伐採され、環境に負荷がかかっている」と主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの光明網は23日、日本や韓国には「炭火焼肉店」が数多く存在すると伝え、日本の霜降り牛肉でも、韓国の豚バラ焼肉でも、「高品質な味を提供するためには高品質な炭が必要不可欠」だと指摘し、中国から日韓への木炭の密輸が増えていると報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-07-24 10:30