日経平均終値は139円安と反落、決算本格化を前に様子見ムード広がる
24日の日経平均株価は前日比139円42銭安の2万544円53銭と反落した。朝方は米国株安や軟調なドル・円相場を受けて売り先行でスタート。午前11時頃には7月中国製造業PMI(購買担当者景気指数)速報値が市場予想を下回ったことを受けて一段安となり、下げ幅を150円程度まで広げた。後場はやや下げ渋る動きも見せたが、週明けの決算発表の本格化を控えて動きにくさも意識された。
個別では、中間期の業績予想を下方修正したサトーホールディングス <6287> や、欧州通貨安で4年ぶりの減益が報じられたマツダ <7261> が下落。第3四半期は黒字転換も通期予想据え置きが嫌気されたBEENOS <3328> や、直近3日間で55%上昇していたFFRI <3692> も売られた。
半面、親会社日経の英FT買収で関連性が意識されたテレビ東京ホールディングス <9413> や、中間期の利益予想を上方修正した花王 <4452> が上昇。第1四半期は経常益9割増と伝わった住友化学 <4005> や、中間期の経常益進ちょく率は67%となった建設技術研究所 <9621> も買われた。
業種別では、海運、非鉄金属、ガラス土石製品などが下落。一方、化学、サービス、電気・ガスは上昇した。(編集担当:松浦直角)
24日の日経平均株価は前日比139円42銭安の2万544円53銭と反落した。
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2015-07-24 14:45