韓国経済が「オランダ病」にかかる可能性も!?=韓国華字メディア

 韓国メディア・亜洲経済の中国語版は24日、韓国経済が長期的に低迷する恐れがあると伝え、米国の投資会社ゴールドマン・サックスがこのほど「韓国のウォン高は製造業の収益を圧迫し、輸出がさらに低迷する」との分析を発表したことを紹介した。  記事は、ゴールドマン・サックスが分析中において、韓国経済は「オランダ病」にかかる可能性があると指摘したことを紹介。オランダ病とは通貨高によって製造業が衰退し、失業率が高まる現象を表す言葉であると伝え、韓国でもウォンが上昇圧力にさらされており、ウォン高が製造業の収益を圧迫していると伝えた。  続けて、ゴールドマン・サックスが韓国版「オランダ病」を回避するためには、利下げと政府による海外投資を通じてウォンの上昇圧力を緩和させることが有効と指摘したことを紹介した。  また記事は、MERS(中東呼吸器症候群)コロナウイルスの感染拡大と干ばつの影響によって、韓国の4-6月期の国内総生産(GDP)は前月比0.3%の伸びにとどまったことを紹介。輸出入についても不調だったと伝え、アナリストの発言として「下半期に追加補正予算が投入されれば経済回復に向けて一定の作用が期待できる」としながらも、利下げは不可避な情勢だと指摘。  一方で、韓国の中央銀行である韓国銀行はすでに14年下半期から4度も利下げを行っていながらも、経済回復に対して目立った効果はあげられていないとし、さらに「家計部門における莫大な債務」の存在を挙げ、追加利下げを行えば家計債務がさらに増える可能性があるとし、現代経済研究院は「利下げは弊害のほうが大きい可能性もある」と分析していることを伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
韓国メディアの亜洲経済(華字版)は24日、韓国経済が長期的に低迷する恐れがあると伝え、米国の投資会社ゴールドマン・サックスがこのほど「韓国のウォン高は製造業の収益を圧迫し、輸出がさらに低迷する」との分析を発表したことを紹介した。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-07-26 11:30