中国高速鉄道が目指すべき「方向性」=中国メディア

中国メディアの中国新聞社は25日、中国鉄路総公司の何華武総工程師(技術部門責任者)はこのほど、中国高速鉄道について、安全性や速度を向上させるべきだと述べたことを紹介し、「中国高速鉄道が目指すべき5つの方向性」について紹介した。
記事は、中国の北京交通大学でこのほど第15回国際交通科技年会が開催されたことを伝え、何総工程師が「中国高速鉄道は中国が完全なる知的財産権を有しており、その技術はますます成熟し、世界最高水準に達した」と主張したことを紹介。
さらに、現在の中国高速鉄道の平均運行速度は時速250キロメートルに達し、黒竜江省と広東省を結ぶ高速鉄道においては、「冬場の黒竜江省は摂氏零下40度に達する一方で、広東省は摂氏20度と気温差は摂氏60度に達する」と紹介。
こうした厳しい環境下でも中国高速鉄道が正常に運用されていることに自信を示したうえで、さらなる発展に向け、何総工程師が「最新技術を活用し、5つの方向性に向けて発展させるべきだ」と述べたことを伝えた。
続けて、何総工程師が挙げた5つの方向性として、「鉄道網をさらに整備し、時速350キロメートルという設計時速に近い速度で運用すること」、「安全性と信頼性の高さを追求すること」、「運転時隔を最大限短縮すべく、情報化をさらに推進すること」、「環境にやさしい高速鉄道とすること」、「経済的利益と社会的利益のバランスを実現すること」と紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) Yan YuanYuan/123RF.COM)
中国メディアの中国新聞社は25日、中国鉄路総公司の何華武総工程師はこのほど、中国高速鉄道について、安全性や速度を向上させるべきだと述べたことを紹介し、「中国高速鉄道が目指すべき5つの方向性」について紹介した。
china,economic,industry
2015-07-26 12:30