中国の自動車メーカー「世界との差」=中国メディア

中国メディアの新浪専欄は24日、米誌フォーチュンがこのほど発表した2015年版の「フォーチュン・グローバル500」において、中国の自動車メーカー6社がランク入りしたことを紹介する一方、国外の自動車メーカーとの差はまだまだ大きいと論じた。
記事は、フォーチュン・グローバル500には日本からはトヨタやホンダ、日産、マツダ、スズキがなどがランク入りしたとしたほか、ドイツからはフォルクスワーゲン、ダイムラー、BMWなどがランク入りしたと伝えた。
さらに、中国は自動車の生産および販売台数で6年連続の世界一であることを指摘し、14年の生産・販売台数は世界のおよそ27%を占めたと紹介する一方、中国の自動車メーカーと世界の自動車メーカーには明らかな差があると主張した。
続けて、中国の自動車メーカーと世界の自動車メーカーの差として「利益率」を挙げ、フォーチュン・グローバル500にランク入りした自動車メーカーのうち、もっとも利益率が高かったのはトヨタだったと紹介。さらにフォルクスワーゲンも高かったとし、「中国の自動車メーカーには利益率が1%にも満たなかった企業もあった」と論じた。
さらに、フォーチュン・グローバル500にランク入りした自動車メーカーはいずれも「自社のブランドを持っている」としながらも、中国の自動車メーカーはボルボを傘下に持つ吉利汽車を除いて「多くが合弁会社が国外ブランドの自動車を生産・販売して稼いでいる企業だった」と指摘。上海汽車の14年における自動車販売台数は560万台に達したとしながらも、自主ブランドの販売台数は2-30万台に過ぎなかったと指摘した。
また記事は、中国の自動車メーカーはブランド力が脆弱で、その大半が中国国内が主な市場であると指摘する一方、フォーチュン・グローバル500にランク入りした自動車メーカーはいずれも国外で稼ぐことができていると指摘。中国からフォーチュン・グローバル500にランク入りした自動車メーカーが6社あると言えども、世界のメーカーと比較するとその差は大きいことがわかると指摘したうえで、「まだまだ努力が必要だ」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの新浪専欄は24日、米誌フォーチュンがこのほど発表した2015年版の「フォーチュン・グローバル500」において、中国の自動車メーカー6社がランク入りしたことを紹介する一方、国外の自動車メーカーとの差はまだまだ大きいと論じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-07-27 08:45