日経平均は170円安で寄り付く、欧米株安を嫌気しリスク回避
27日の日経平均株価は前週末比170円48銭安の2万374円05銭で寄り付いた。前週末の欧米株安が嫌気され、リスク回避の売りが優勢となった。欧州では一部企業の決算が相場の重しになり、米国では弱い経済指標が売り材料視された。
個別では、16年3月期第1四半期で2ケタ減益の日本高純度化学 <4973> 、東洋機械金属 <6210> 、日立ハイテクノロジーズ <8036> などが下落した。15年9月中間期で2ケタ営業減益を見込んだKOA <6999> もさえない。大丸心斎橋店の建て替えで上期に特別損失を計上するJ.フロント リテイリング <3086> も売られている。
半面、4-6月期で営業益5割増と報じられた日産自動車 <7201> は堅調に推移している。ワタベウェディング <4696> は千趣会 <8165> によるTOB(株式公開買い付け)が好感されて買い気配スタート。15年9月中間期の純利益予想を上方修正した富士通ゼネラル <6755> も買いを集めている。(編集担当:宮川子平)
27日の日経平均株価は前週末比170円48銭安の2万374円05銭で寄り付いた。
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2015-07-27 09:15