日本製品との「正面衝突」減らせ!・・・韓国輸出業にとっての上策=中国メディア

中国メディア・中国網は24日、MERS(中東呼吸器症候群)コロナウイルスや干ばつの影響により、第2四半期の経済成長が第1四半期の半分にとどまった韓国が、観光業の振興によって挽回を図る動きを見せていることについて「観光業だけでは不十分なのは明らかだ」とする記事を掲載した。
記事は、観光業が現在韓国経済において需要な地位を占めているとし、MERSの感染状況が落ち着いた今、韓国政府が中国人観光客をはじめとする外国人観光客のビザ緩和などといった政策を打ち出すとともに、国内の大手デパートなどもさまざまな販促活動によって客足を呼び戻そうとしている状況を紹介。
その一方、「韓国経済が遭遇した困難を解決するには、観光業だけでは不十分なのは明らかだ」とした。そして、韓国が典型的な外向型経済の国であり、経済の柱となっている輸出業の回復が最も現実的かつ必要な問題であると指摘した。
記事は、「外部市場のニーズに対して韓国ができることは多くないように見えるが、輸出市場の多元化は韓国にもできることなのだ」とし、2013年に韓国政府がユーラシア地域の諸国と経済協力を深め、韓国との貿易を拡大することを提唱したと紹介。また、ラテンアメリカ、南アジア、アフリカ、中国、さらには基盤のないアフリカにまで貿易圏を拡大しようと努力していることを伝え、「この方向性が正しいことは間違いない」と評した。
さらに、韓国輸出業が苦境に立たされている最大の原因とされる円安の影響については、「影響から逃れるもっとも有効な方法は、日本製品との『かぶり』を減らすことだ」と解説。現在、韓国と日本それぞれの100大輸出品目において、50以上が重なっており、韓国の輸出全体の半分以上を占めている状況であると説明したうえで、「輸出製品の構造を調製し、日本製品との正面衝突を減らすことこそが、上策なのである」と論じた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)
Andre Rachmana /123RF.COM)
中国メディア・中国網は24日、MERS(中東呼吸器症候群)コロナウイルスや干ばつの影響により、第2四半期の経済成長が第1四半期の半分にとどまった韓国が、観光業の振興によって挽回を図る動きを見せていることについて「観光業だけでは不十分なのは明らかだ」とする記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)
Andre Rachmana /123RF.COM)
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2015-07-27 09:15