「新幹線」導入を前提に覚書・・・タイの高速鉄道計画で=中国メディア

 中国メディアの環球網は24日、中国の協力によるタイの新鉄道建設は2015年10月末に起工式が行われる計画だと伝え、タイのプラジン運輸相が日本とタイが新幹線の導入を前提とした覚書を交わしたことについて、「日本とタイは2012年から高速鉄道プロジェクトで協力関係にあり、元々の協力関係の延長線上のもの」と述べたと紹介した。  記事は、中国の協力のもとで行われるタイの新鉄道建設について、総延長873キロメートルでタイを縦断する路線であり、4区間を中国の技術や設備を用いて建設するものだと紹介した。  続けて、タイのプラジン運輸相の発言として、「鉄道建設におけるタイと中国の協力は両国の国交40周年にわたる友好の結晶である」と伝え、だからこそ中国と協力し、中国の技術を優先して使うのだと指摘したと紹介した。一方、プラジン運輸相がタイと中国の鉄道協力は計画どおりに進展しているが、タイがもっとも関心を持っている問題は「中国がタイに提供する資金の金利だ」と述べたことを伝えた。  続けて記事は、中国との協力によって建設されるタイの鉄道が「時速180キロメートル」にとどまり、高速鉄道ではないことに一部で不満の声があがったと伝え、プラジン運輸相が「貨物と旅客の輸送上の需要から判断したもの」と指摘したことを紹介した。  一方で、日本がタイと新幹線の導入を前提として覚書を交わしたことを紹介し、プラジン運輸相が「日本とタイは2012年から高速鉄道プロジェクトで協力関係にあり、今回の覚書は元々の協力関係の延長線上のもの」と述べたと紹介。また、日本と中国の鉄道技術はそれぞれに強みがあり、ともに世界で広く認められた存在であると指摘し、「タイ国内で複数の鉄道システムが運用されても良い」、「日中の鉄道システムが競合することは懸念していない」と述べたことを紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) nui7711/123RF.COM)
中国メディアの環球網は24日、中国の協力によるタイの新鉄道建設は2015年10月末に起工式が行われる計画だと伝え、タイのプラジン運輸相が日本とタイが新幹線の導入を前提とした覚書を交わしたことについて、「日本とタイは2012年から高速鉄道プロジェクトで協力関係にあり、元々の協力関係の延長線上のもの」と述べたと紹介した。(イメージ写真提供:(C) nui7711/123RF.COM)
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2015-07-27 12:30