日経平均は194円安と続落、海外株安や円の強含みが重しに

 27日の日経平均株価は前週末比194円43銭安の2万350円10銭と続落して取引を終えた。欧米株安を嫌気した売りが先行。午前10時すぎには下げ幅を50円程度まで縮小したものの、上海総合指数など中国株の下落も重しになって押し返された。後場になっても売り圧力は強く、下げ幅を260円超に拡大する場面もあった。  個別では、16年3月期第1四半期で営業益2ケタ減の日立ハイテクノロジーズ <8036> が下落した。東洋機械金属 <6210> も軟調。15年9月中間期で減益を見込んだKOA <6999> も売りが優勢となった。大丸心斎橋店の建て替えで上期に特別損失を計上するJ.フロント リテイリング <3086> 安い。15年12月期業績予想を下方修正した千趣会 <8165> も急落した。  半面、国内証券による投資判断の引き上げが観測された三菱自動車 <7211> や雪印メグミルク <2270> は堅調。15年12月期業績予想を上方修正したコクヨ <7984> も物色された。16年3月期第1四半期で2ケタ増収増益のエムスリー <2413> も高い。(編集担当:宮川子平)
27日の日経平均株価は前週末比194円43銭安の2万350円10銭と続落して取引を終えた。
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2015-07-27 15:00