【本日注目の通貨ペア】ユーロ/米ドル:雲の中にしっかりと入れるか

 本日の欧州では独7月IFO景況指数(市場予想:107.2)、米国では米6月耐久財受注(同:前月比+3.2%)の発表が予定されており、それぞれ結果が注目される。  足元のユーロ/ドル相場の日足チャートを見ると、先週後半から一目均衡表の雲の下限(執筆時点:1.09937ドル)前後で頭を抑えられている。29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策据え置きの見通しではあるものの、声明文で9月利上げに向けて踏み込んだ文言があるかどうかが注目されている。  この声明発表を控えて手控えムードが広がりやすい中ではあるが、本日発表の経済指標がユーロ買い・ドル売りに作用する場合、雲の中にしっかり入って引けることも十分あり得るだろう。そうなれば、テクニカル面ではしばらく堅調に推移する可能性が強まりそうだ。  なお、上昇した場合、まずは23日の高値1.10178ドル、そこを突破すれば15日高値の1.10355ドル、14日高値1.10775ドルがそれぞれ目標になると見る。ただ、指標結果がドル高・ユーロ安方向に向かわせる内容だった場合は、一目均衡表の転換線(執筆時点:1.09219ドル)前後までの下げも想定しておくべきだろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
本日の欧州では独7月IFO景況指数(市場予想:107.2)、米国では米6月耐久財受注(同:前月比+3.2%)の発表が予定されており、それぞれ結果が注目される。
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2015-07-27 18:15