国内初の携帯回線で発信するCTIシステム、Widsleyが提供開始

 Widsley(東京都渋谷区、代表取締役:高橋弘考)は、日本で初めて携帯回線で発信するアウトバウンド特化型テレマーケティングシステム「Tel Force」を2015年7月28日からサービス開始した。携帯回線を使用することによって、通話コストを従来の約10分の1程度に削減できる他、「オートコールモード(通話内容の記録が終わった瞬間に次のダイヤル開始)」、「マイボックス(電話先かぶり防止のため、営業員が担当付けを行うことができる)」など通話機能、管理機能、スステム構成のあらゆる面において営業力向上に特化して開発したシステムだという。  同サービスは、「汎用型のシステムでは業種ごとに最適化したCRM(顧客関係管理)がない」という企業からの要請を受けて開発。導入の結果、「圧倒的に業務が効率化され売上も大幅に伸びた」という報告を受け、別業種の企業向けにもパッケージ化していった。スマートフォンと連動するCTI(Computer Telephony Integration)システムとして特許を出願している。  また、同社でも「Tel Force」を使った電話営業を実施することで電話料金の大幅な削減を確認。そこで、ダイヤルの煩わしさを解消し、ワンクリックで電話がかけられるようにシステム化して完成したのが「Tel Force」だ。業種ごとに最適化したシステムで営業情報の一元管理ができるため、営業員は架電のみに集中でき、また、チーム営業ツールとして組織営業強化にもつながるとしている。  実際にテスト導入を実施した不動産販売会社では、営業員1人の打電数が少なくとも2倍、多い人では3倍(200件→600件)に拡大。にもかかわらず、通話料金は月額2万5000円が4000円に削減した。「営業員1人あたりのアポイント数は1.5倍にアップした」という。  「Tel Force」は、今後もアウトバウンドに力を入れている業種ごとに、業務最適化パッケージを広げる。また、リストアップやDMなど、アウトバウンドに関する営業手法に関して、その全てを網羅できるよう随時バージョンアップをしていく計画。  「Tel Force」の通話機能は、「オートコールモード」、「マイボックス」の他、「禁止番号登録」、「通話内容記録(通話内容は文字としてメモを残し、時系列データとして蓄積)」、「ピンポイント再コール(次に電話する日時が決まっている場合、発信日時を登録することでポップアップで通知)」、「全通話録音・再生」、「他項目検索(地域、最終コール日、コールステータスなど多くの項目で検索し、リストを絞って打電を行う)」など。  管理機能は、「リスト管理」、「DM管理」、「ファイルストレージ(画像や写真をアップロードし、リストに紐づけ)」、「通話状況管理(コールの時間帯、ステータスの推移など)」、「情報共有ボード(社内掲示板)」など。  クラウドで提供しているため、最短1日で導入可能。ユーザーはブラウザを使用してサーバーにアクセスし、発信用社内サーバーを1台設置することによって、瞬時にスマホを起動することができる。スマホは充電ブースなどに設置し、通話はBluetoothのヘッドセットで行う。  なお、セキュリティは細心の注意を払って管理。IP制限により社外からのアクセスは不可能。また、ログイン管理も管理者アカウントから確認できる。(編集担当:風間浩)
 Widsley(東京都渋谷区、代表取締役:高橋弘考)は、日本で初めて携帯回線で発信するアウトバウンド特化型テレマーケティングシステム「Tel Force」を2015年7月28日からサービス開始した。
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2015-07-28 11:45