日経平均は21円安と3日続落、一時切り返しもプラス圏維持できず
28日の日経平均株価は前日比21円21銭安の2万328円89銭と3日続落して取引を終えた。欧米株安を嫌気した売りが先行。午前10時30分ごろに日経平均は下げ幅を一時280円程度まで拡大した。中国株が下げ渋ると日経平均も切り返して上げに転じる場面もみられたが、上値は限定的でプラス圏は維持できなかった。
個別では、16年3月期第1四半期で大幅減益のNSW <9739> は売られた。営業益2ケタ減のサンワテクノス <8137> も下げ幅を拡大。米原発事故で米電力大手が75億7000万ドルの損害賠償を請求する見通しであることが明らかになった三菱重工業 <7011> も軟調となった。4-6月期で営業益19%と報じられたものの市場コンセンサスを下回るとして日東電工 <6988> も安い。
半面、16年3月期第1四半期で営業益34.9%増のアサックス <8772> や、営業益71.1%増のヤクルト本社 <2267> 、営業益56.5%増の新日鉄住金ソリューションズ <2327> などが急伸した。第1四半期で増収増益のスタンレー電気 <6923> も買われた。15年6月中間期業績予想を上方修正したサンセイランディック <3277> も高い。(編集担当:宮川子平)
28日の日経平均株価は前日比21円21銭安の2万328円89銭と3日続落して取引を終えた。
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2015-07-28 15:00