米国で人気のレクサス・・・中国でもプロモーションを行うべき=中国メディア

中国メディアの選車網は24日、トヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」について、ブランド力も品質も高く、米国では高級車市場で販売台数トップ3に入る人気の高いブランドでもあると伝える一方、中国では米国のような地位を築けていないと主張し、その理由について考察した。
記事は、レクサスについて、高級車ブランドとしては歴史がまだ浅いことを指摘する一方、極めて短期間で米国市場での成功を手にしたと指摘。レクサスは米国において信頼性や性能で高く評価されていることを伝え、米消費者団体専門誌コンシューマー・レポートの調査を引用し、「ブランド・リポート・カード」ランキングでレクサスは3年連続で首位だったと報じた。
続けて、中国の近年における経済成長を背景に、中国人の消費能力が高まっていると伝え、特に中国の消費者は「ブランド崇拝」の傾向が強いと指摘。それにもかかわらず、なぜレクサスは中国でベンツやアウディ、BMWといったドイツ系メーカーに追いつけないのだろうかと疑問を投げかけた。
1つ目の理由として記事は、「レクサスが中国国内での生産を行っていないこと」を挙げ、ベンツやアウディ、BMWはすでに中国国内で生産を行っていることから「価格差」が生まれていると紹介。レクサスの「GS250」は中国で52万7000元(約1061万円)からだと紹介する一方、アウディの「A6L」は38万3000元(約771万円)から購入できるとし、その価格差は決して小さくないと論じた。
また、2つ目の理由として、「中国人消費者はレクサスのブランド価値を理解できていない」とし、その原因はレクサスのプロモーション不足も一因であると主張。米アップルでさえテレビCMを打っていると伝え、レクサスも広告費をさらに投入してプロモーションを行うべきだと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) Liu Junrong/123RF.COM)
中国メディアの選車網は24日、トヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」について、ブランド力も品質も高く、米国では高級車市場で販売台数トップ3に入る人気の高いブランドでもあると伝える一方、中国では米国のような地位を築けていないと主張し、その理由について考察した。(イメージ写真提供:(C) Liu Junrong/123RF.COM)
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2015-07-28 16:15