日経平均は96円高スタートもファナックやアドバンテスト急落で失速

 29日の日経平均株価は前日比96円80銭高の2万0425円69銭で寄り付いた。米国株高を背景に買いが優勢となったが、FOMC(米連邦公開市場委員会)を控えて買いの勢いは鈍く、下げに転換した。ファナック <6954> 、アドバンテスト <6857> など指数寄与度の高い一部の主力株が急落したことも重しになった。  個別では、16年3月期第1四半期で大幅増益の日立金属 <5486> や、第1四半期で営業黒字に転じたスクロール <8005> などが買いを集めた。「ドラゴンクエスト」最新作を発表したスクウェア・エニックス・ホールディングス <9684> も上昇。業務用カードゲーム機の開発を担当するマーベラス <7844> もしっかり。  半面、16年3月期業績予想を下方修正したファナック <6954> 、16年3月期の通期業績予想や期末配当計画を引き下げた東京エレクトロン <8035> などに売りが殺到。(編集担当:宮川子平)
29日の日経平均株価は前日比96円80銭高の2万0425円69銭で寄り付いた。
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2015-07-29 09:15