日経平均は小幅高で寄り付いたあと上げ幅を130円超に拡大
14日の日経平均株価は前日比3円46銭高の1万4538円20銭で寄り付いたあと、上げ幅を130円超に拡大する場面があった。日経平均は前日に大きく下落した反動もあり、NYダウの反発を受けて、東京市場でも買いが先行。円が対主要通貨で下げ幅を広げたことも支えになり、強含みの展開となった。
個別では、14年3月期の純利益予想を上方修正した油研工業 <6393> が上昇し、第3四半期で経常益2倍の第一生命保険 <8750> や、第3四半期で営業益2.8倍の太陽誘電 <6976> なども買われた。14年12月期で増配の方針を示したアウトソーシング <2427> も急伸。米半導体製造会社を買収と報じられたキヤノン <7751> も堅調。マレーシアで洋上LNG設備を受注と伝わった日揮 <1963> などもしっかり。
半面、米グッドイヤーからの提携解消の申し入れを発表した住友ゴム工業 <5110> は急落した。14年9月期第1四半期で赤字幅が拡大したピクセラ <6731> も安い。14年3月期第3四半期で営業益4割減のフェイス <4295> も軟調。自動車部品の価格カルテルへの関与を認め、罰金447億円で米司法省と合意したブリヂストン <5108> も売りが先行した。
きょうは引け後にMS&ADホールディングス <8725> 、NKSJホールディングス <8630> などの14年3月期第3四半期の決算発表を控えている。また。グリー <3632> などは13年12月中間期の決算、SUMCO <3436> 、楽天 <4755> 、サントリー食品インターナショナル <2587> などは13年12月期の決算を発表する予定。(編集担当:宮川子平)
14日の日経平均株価は前日比3円46銭高の1万4538円20銭で寄り付いたあと、上げ幅を100円超に拡大した。
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2014-02-14 08:30