日経平均は25円安で取引終了、ファナックや東エレクなどの下落が重し
29日大引けの日経平均株価は前日比25円98銭安の2万302円91銭と4日続落。一方、TOPIXは同4.48ポイント高の1633.94ポイントと4日ぶりに反発して取引を終えた。
米国株高を背景に朝方は買いが優勢となったが、FOMC(米連邦公開市場委員会)など重要イベントを控えて買い控えムードが強まるなかで失速。ファナック <6954> 、アドバンテスト <6857> などの急落で日経平均も下値を探った。後場は下げ渋ったものの中国株の軟調推移が重しになり、戻りの鈍い展開が続いた。
個別では、16年3月期業績予想を下方修正したファナック <6954> が急落し、通期見通しや年間配当を引き下げた東京エレクトロン <8035> も安い。16年3月期第1四半期が市場コンセンサスを下回ったアドバンテスト <6857> の下げもきつかった。16年3月期第1四半期で減収減益の大同特殊鋼 <5471> もさえない。
半面、16年3月期業績予想の上方修正と自己株式取得を発表したSMK <6798> は堅調。営業利益予想の上方修正が好感されて急伸した小糸製作所 <7276> は国内証券による目標株価の引き上げも観測された。16年3月期第1四半期は2ケタ増益だったクラリオン <6796> も高い。(編集担当:宮川子平)
29日大引けの日経平均株価は前日比25円98銭安の2万302円91銭と4日続落。
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2015-07-29 15:00