日本最大級の顧客満足度調査JCSI、銀行1位は住信SBIネット銀で7年連続

総計12万人以上の利用者からの回答をもとにサービス産業生産性協議会(代表幹事:秋草直之<富士通顧問>)が実施する日本最大級の顧客満足度調査、2015年度JCSI(日本版顧客満足度指数)第2回調査結果が2015年7月29日に発表され、住信SBIネット銀行が7年連続顧客満足1位を獲得した。また、自動車販売店ではカローラ店が初の顧客満足1位を獲得、証券ではSBI証券が全指標で1位を獲得した。(写真は、2015年度JCSI第2回調査の「銀行」の結果)
JCSI第2回調査は、4業種(自動車販売店、通信販売、銀行、証券)における、のべ69企業もしくはブランド、および、特別調査としてノンバンク業種6企業・ブランドの満足度等を調査した。今年度は年6回に分け、年間約30業種、約400の企業・ブランドの調査を実施する予定。「顧客の評価を起点とした業種を超えた競争」を促すことで、付加価値や顧客満足を高める経営が日本全体に広がり、企業の成長と国際競争力の強化に役立つことを狙いとし、2009年度から発表を行っている。
第2回調査の調査期間は2015年5月19日~6月17日。回答者数は2万3047人。「顧客期待」「知覚品質」「知覚価値」「顧客満足」「推奨意向」「ロイヤルティ」の6つの指標で、質問への回答を計算し、100点満点で指数化。各指数はそれぞれ7~10点満点の複数の項目で構成され、「すべてを満点とした」場合に100点、「すべてを最低点とした」場合に0点として、得点の多い順にランキングした。
自動車販売店は「カローラ店」が初の顧客満足1位になった。「カローラ店」は顧客満足の他、知覚品質、知覚価値でも1位となり、高い評価を受けている。顧客満足の上位は、1位:カローラ店(75.0)、2位:フォルクスワーゲンの正規販売店(74.5)、3位:日産の正規販売店(74.3)、4位:マツダの正規販売店(74.1)、5位:トヨタ店(74.0)の順。
通信販売の顧客満足1位は「ヨドバシ.com」で2年連続になった。「ヨドバシ.com」は知覚品質、知覚価値、推奨意向、ロイヤルティの4指標でも1位。顧客満足の上位は、[総合・モール型]が1位:ヨドバシ.com(81.9)、2位:通販生活(77.3)、3位:Joshin web(76.9)、4位:Amazon.co.jp(76.5)、5位:ZOZOTOWN(74.6)。[自社ブランド型]は1位:オルビス(78.4)、2位:FANCL online(77.3)、3位:DHC公式online shop(74.2)、4位:ドクターシーラボ/ユニクロオンラインストア(73.5)(同点4位)。
銀行は、「住信SBIネット銀行」が7年連続で顧客満足1位、その他全ての指標でも2年連続1位になった。上位は、1位:住信SBIネット銀行(79.8)、2位:新生銀行(71.7)、3位:ジャパンネット銀行(70.5)、4位:じぶん銀行/ソニー銀行(69.9)(同点4位)。
証券は、顧客満足1位は「SBI証券」になった。「SBI証券」は6指標で全て1位。上位は、1位:SBI証券(74.7)、2位:松井証券(73.6)、3位:GMOクリック証券(69.8)、4位:楽天証券(68.5)、5位:マネックス証券(68.4)。
2015年度特別調査として、ノンバンク企業・ブランドの調査を行った。クレジット会社・信販会社・消費者金融へのローン・融資借入経験がある方を対象に満足度調査を行っている。調査の結果、「楽天カード」が顧客満足1位だった。「楽天カード」は推奨意向、ロイヤルティも1位になった。上位は、1位:楽天カード(65.7)、2位:JCBカード (65.6)、3位:オリコ(59.8)。(編集担当:徳永浩)
総計12万人以上の利用者からの回答をもとにサービス産業生産性協議会が実施する日本最大級の顧客満足度調査、2015年度JCSI第2回調査結果が2015年7月29日に発表され、住信SBIネット銀行が7年連続顧客満足1位を獲得した。(写真は、2015年度JCSI第2回調査の「銀行」の結果)
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2015-07-29 15:30