日経平均は147円高で開始、ファーストリテイリングなど主力株がけん引
30日の日経平均株価は前日比147円70銭高の2万450円61銭と反発でスタート。米株高や円安進行を好感した買いが優勢となっている。また、ファーストリテイリング <9983> や前日に大幅安となっていたファナック <6954> など、寄与度の高い銘柄がけん引する格好。決算発表シーズン突入で個別材料が豊富である一方、全体としては今晩発表される4-6月期の米GDP(国内総生産)速報値にも関心が向かいそう。
個別では、第1四半期は経常利益2159億円で市場予想を上回った日産自動車 <7201> や、アルツハイマー病患者由来のiPS細胞から作製した疾患神経細胞を発売するリプロセル <4978> が上昇。第1四半期は売上高20%増で純利益82億円となった任天堂 <7974> や、15年12月期の業績予想を上方修正し、株式分割や実質増配も発表したMonotaRO <3064> も高い。
半面、「パズドラ」の課金率低下で中間期は2ケタ減収減益となったガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> や、第1四半期は2ケタ減益だったニッポン高度紙工業 <3891> が下落。今国会でのカジノ法案成立を断念すると伝わったことで日本金銭機械 <6418> 、テックファーム <3625> などの関連銘柄も売られている。(編集担当:松浦直角)
30日の日経平均株価は前日比147円70銭高の2万450円61銭と反発でスタート。
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2015-07-30 08:45