富士通が急落、1Q税前損益は市場予想を大幅下ブレ
富士通 <6702> は午後0時30分の決算発表を受けて急落。午後0時38分に38.5円安(5.72%安)の634.2円まで売られている。
16年3月期第1四半期の業績は、売上収益が1兆650億8100万円(前年同期比0.3%減)、税引前損益は168億1900万円の赤字(前年同期は61億2600万円の黒字)で市場予想(16億円の赤字)を大幅に下回る結果となった。
国内ではシステムインテグレーションやサーバ関連が増収となったものの、ネットワークプロダクトやパソコンが減収。一方、海外では北米向けネットワークプロダクトや欧州向けパソコンが減収だったが、円安によって売上高が押し上げられた。
利益面では、ユーロ安による欧州拠点での部材調達コスト上昇が損益を圧迫。また、中国関連会社の公募増資に伴って持分変動利益を計上したほか、システムLSIの設計・開発事業を関連会社へ移管したことが影響した。(編集担当:松浦直角)
富士通は午後0時30分の決算発表を受けて急落。
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2015-07-30 13:00