日経平均終値は219円高、ファーストリテイリングがけん引も後場は上げ幅縮小

 30日の日経平均株価は前日比219円92銭高の2万522円83銭と5日ぶりに反発した。朝方は米株高と円安進行を受けて買い先行でスタート。直近4日間で400円弱下落していたことに対する反動もあった。なかでも、寄与度の高いファーストリテイリング <9983> が2.82%高と日経平均株価を牽引。ただ、後場に入ると上値の重さが意識され、終盤にかけて上げ幅を縮めた。  個別では、第1四半期は経常利益546億円で市場予想上ブレとなったマツダ <7261> や、投信ビジネス好調で1Q税前利益が2.1倍に拡大した野村ホールディングス <8604> が上昇。出光興産 <5019> による経営統合に向けた株式取得が伝わった昭和シェル石油 <5002> や、1Q決算とともに中間期業績予想の上方修正を発表したSCSK <9719> も買われた。  半面、1Q税前損益は市場予想を大幅下ブレとなった富士通 <6702> や、中間期の2ケタ減収減益だったガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> が下落。第1四半期は営業利益7.9%減で市場予想を下回った三菱電機 <6503> も売られた。  業種別では、鉄鋼、証券、ゴム製品などが上昇。一方、医薬品、電気機器、水産・農林は下落した。(編集担当:松浦直角)
30日の日経平均株価は前日比219円92銭高の2万522円83銭と5日ぶりに反発した。
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2015-07-30 14:45