日経平均は16円安でスタート、週末要因や決算待ちで手控えムード
31日の日経平均株価は前日比16円28銭安の2万506円55銭と小幅安でスタート。小動きで終えた米株市場や124円台前半でこう着するドル・円相場を背景に、国内株式市場は高安まちまちの展開となっている。31日は三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> などのメガバンク3行を含む約480の企業が決算を発表する集中日。発表内容を見極めたいとの見方や、週末要因もあって手控えムードが広がりやすい。
個別では、入場者数の減少で1Q営業益が8.8%減となったオリエンタルランド(OLC) <4661> や、アゾール系真菌剤が臨床試験で非劣性を証明できなかったと発表したアステラス製薬 <4503> が下落。1Qは約2億円の最終赤字に転落した日本通信 <9424> や、1Q営業益は16.9%減だった野村不動産ホールディングス <3231> も売られている。
半面、ファーストリテイリング <9983> との提携が伝わったセブン&アイ・ホールディングス <3382> や、1Qは増収増益で着地した富士フイルムホールディングス <4901> が上昇。英国で高速鉄道車両173両を受注した日立製作所 <6501> や、ジェネリック好調などで1Q営業益は2.3倍となった日本調剤 <3341> も買われている。(編集担当:松浦直角)
31日の日経平均株価は前日比16円28銭安の2万506円55銭と小幅安でスタート。
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2015-07-31 08:45