中国で「原発建設」本格化・・・他国を上まわる勢い!=中国メディア

 中国メディアの環球網は29日、米国メディアの「Technology Review」を引用し、中国の総発電量に占める原子力発電の割合は約2%にとどまるとしながらも、中国の原発建設を進める速度は他国を上回っていると伝え、2020年までに中国は原発の発電能力で日本を抜いて世界3位の原発大国となる可能性があると論じた。  記事は、東日本大震災による福島原発事故の影響を受け、世界では原子力エネルギーの利用推進が停滞し、むしろ原発への依存を低減しようとする動きもあることを紹介する一方で、中国は原発建設を推進していると紹介した。  また、中国は2015年末までに原発の発電能力においてロシアと韓国を抜き、米国、フランス、日本に次いで世界第4位の原発大国になる見通しだとしたほか、2020年までに中国は日本も抜いて世界3位の原発大国となる可能性もあると論じた。  さらに、中国は原発建設を本格化させているとし、世界原子力協会のデータを引用し、2020年までに中国の原発の発電容量は稼働中の施設が5800万キロワットに達する見通しで、さらに3000万キロワットの原発を建設中である予定だと伝えた。  さらに記事は、中国は2020年までにエネルギー消費の15%を非化石エネルギーによって賄う計画だとしたほか、2030年には同数値を30%まで引き上げることを目標としていると紹介し、「原子力エネルギーの利用によって目標を実現させようとしている」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの環球網は29日、米国メディアの「Technology Review」を引用し、中国の総発電量に占める原子力発電の割合は約2%にとどまるとしながらも、中国の原発建設を進める速度は他国を上回っていると伝え、2020年までに中国は原発の発電能力で日本を抜いて世界3位の原発大国となる可能性があると論じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-07-31 13:15