「松茸」は「臭いキノコ」で敬遠されてきたのに・・・日本で珍重されるのはナゼ?=中国メディア

中国メディア・捜狐は7月28日、中国では「臭いキノコ」として敬遠されてきた松茸(マツタケ)が、日本では以前から高級食材として珍重されてきた理由について紹介する記事を掲載した。
記事は、ここ数年こそ中国でも人気が出始めたマツタケが、数十年前の中国は「臭いキノコ」としてまったく見向きもされなかったことを紹介。一方で日本人はマツタケに対して独特の寵愛ぶりを見せ、非常に高価で取り引きされているとし、「どうして日本人はこれほどマツタケに夢中になるのか」と問題提起した。
そのうえで、日本人がマツタケを好む理由を4つの点から紹介。1つ目は「第2次世界大戦末期に広島に原爆が落とされた際、ほとんどの生物が生存できなかったなかでマツタケだけは生き延びていたことから、そのパワーや抗放射線作用を日本人が固く信じているため」という、中国国内でまことしやかにささやかれている話を挙げた。しかし、この話の信ぴょう性や根拠は明らかになっていない。
2つ目は、美食を愛する日本人の味覚に、マツタケの独特な香りが非常にマッチした点。また、格別な味に加えて栄養も豊富であることから日本では「神のキノコ」と呼ばれているとした。3つ目は、日本国内でマツタケの生産量が非常に少なく、希少価値が高かったことで高級食材としての地位を確立した点だ。比較的安価な輸入マツタケが大量に入ってきても、日本の消費者はなおも値段の高い日本産マツタケを好むと説明した。そして4つ目は、栄養が豊富で薬用価値が高い点を挙げた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディア・捜狐は7月28日、中国では「臭いキノコ」として敬遠されてきた松茸(マツタケ)が、日本では以前から高級食材として珍重されてきた理由について紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-07-31 14:00