【本日注目の通貨ペア】ユーロ/米ドル:欧米金融政策格差が拡大するか

 昨日発表された独7月消費者物価指数・速報の前年比が予想より弱い結果となった一方、米4-6月期国内総生産(GDP)を受けて連邦準備制度理事会(FRB)の9月利上げ開始観測が残っている事などから、ユーロ/ドルは1.08928ドルまで下落した。  ギリシャ問題が一服する中、市場の関心は米国の利上げ開始時期を始め、各国の金融政策の温度差に再び集まっている。本日ユーロ圏で発表される7月消費者物価指数・速報の市場予想は前年比+0.2%となっているが、昨日の独7月消費者物価指数を受けて下振れるとの見方も浮上している。  もし予想を下回る伸びに留まると、欧米間の金融政策格差拡大観測からユーロ/ドル相場に下押し圧力が掛かる可能性がある。昨日安値(1.08928ドル)を割ると、5月以降下値支持として機能している1.08ドルちょうどが否応なく意識されるだろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
昨日発表された独7月消費者物価指数・速報の前年比が予想より弱い結果となった一方、米4-6月期国内総生産(GDP)を受けて連邦準備制度理事会(FRB)の9月利上げ開始観測が残っている事などから、ユーロ/ドルは1.08928ドルまで下落した。
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2015-07-31 18:00