日経平均は反落スタート、米株安や円の強含みを嫌気

 3日の日経平均株価は前週末比45円03銭安の2万540円21銭で寄り付いた。米国株の下落や円の強含みを背景に反落スタートとなった。TPP交渉が妥結を見送って閉幕したことも重しになっているようだ。  個別では、16年3月期第1四半期で赤字転落のセガサミーホールディングス <6460> が急落し、16年3月期業績予想を下方修正したトプコン <7732> やUACJ <5741> も売りが優勢となっている。15年6月中間期の決算発表延期を決めたノーリツ <5943> もさえない。林兼産業 <2286> などTPP関連銘柄も軟調。  半面、伊藤忠商事 <8001> や日本ハム <2282> との提携を発表した中部飼料 <2053> が急伸。第1四半期で4割増益のTAC <4319> はTMMCとの資本・業務提携も支援材料となって買いが優勢となった。16年3月期第1四半期で最終黒字の宇部興産 <4208> も堅調。(編集担当:宮川子平)
3日の日経平均株価は前週末比45円03銭安の2万540円21銭で寄り付いた。
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2015-08-03 09:15