【今日のドル円】米経済指標に一喜一憂、ISMは雇用指数にも注目

 31日のドル/円は、一時124.30円台まで上昇したが、米4-6月期雇用コスト指数の悪化を受けて123.50円台まで反落。その後、124.00円付近まで値を戻したが上値は重く、本日も124円ちょうどを挟み推移している。  米4-6月期雇用コスト指数は米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が重視する統計であり、その結果が前期比+0.2%という統計開始以来の低い伸びにとどまった事から、FRBが9月に利上げに動く可能性は低いとの見方が広がった。  本日も、米国の利上げを巡って米経済指標の結果に一喜一憂する事になりそうで、中でも米6月PCEデフレーター(21:30)と米7月ISM製造業景況指数(23:00)が重視されよう。  また、米ISM製造業景況指数では内訳の雇用指数にも注目が集まる。テクニカル面では、日足一目均衡表の雲上限(執筆時点:123.448円)が強力なサポートとして機能しており、米経済指標がいずれも大幅に予想を下回るなどのサプライズがなければこの水準を明確に割り込む事は考えにくい。  一方、米経済指標に好結果が揃えば7月高値124.580円を目標にドル高に振れる事になるだろう。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
31日のドル/円は、一時124.30円台まで上昇したが、米4-6月期雇用コスト指数の悪化を受けて123.50円台まで反落。その後、124.00円付近まで値を戻したが上値は重く、本日も124円ちょうどを挟み推移している。
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2015-08-03 09:30