ハナマルキ、日本古来の発酵調味料「塩こうじ」の海外展開に本腰

 味噌・醸造製品メーカーのハナマルキ(長野県伊那市、代表取締役社長:花岡俊夫)は、2015年8月3日、東京・日本橋のハナマルキ本社でタイ現地法人「Hanamaruki Thailand Co.,Ltd.」設立記者発表会を開催した。今年4月23日に設立したタイ現地法人の稼働によって、タイでの加工製造をより円滑に進め、日本古来の発酵調味料である「塩こうじ」および「液体塩こうじ」に日本国内での浸透と世界での展開をめざす。今後5年間で海外での売上5億円をめざすとした。写真はHanamaruki Thailand Co.,Ltd. 代表取締役社長 小井戸大介氏(左)と同社常務取締役 花岡周一郎氏(右)。  ハナマルキ「液体塩こうじ」は2012年に発売開始。家庭用、業務用ともに売り上げが伸びているが、業務用は2014年6月~2015年5月で対前年売上160%と大きく売り上げを伸ばした。今年2月には液体塩こうじに含まれる酵素の効果はそのままに、菌数を少なくした「LB液体塩こうじ」を新発売した。  業務用でのさらなる拡販のため、鶏肉加工品への利用に着目し、鶏肉加工品の一大生産・輸出拠点となっているタイでの加工製造をより円滑に進めるため、タイ現地法人の設立に至ったという。  タイの日本食店は日本人シェフの提供によるものが増え、2014年6月時点で2126店舗の日本食料理店があり、過去1年間で約17.7%増加するなど活況を呈している。その中で、日本メーカーの調味料が現地で調達できることが求められており、新設のタイ現地法人では、タイ国内での「液体塩こうじ」の販売も視野に入れて、事業拡大をめざしていくとしていた。
味噌・醸造製品メーカーのハナマルキ(長野県伊那市、代表取締役社長:花岡俊夫)は、2015年8月3日、東京・日本橋のハナマルキ本社でタイ現地法人「Hanamaruki Thailand Co.,Ltd.」設立記者発表会を開催した。
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2015-08-03 15:45