日経平均は下げ幅100円に迫る、米株安や円上昇を嫌気

 4日の日経平均株価は前日比85円93銭安の2万462円18銭で寄り付いた。米国株安を嫌気した売りが先行している。ドル・円が123円台後半と前日よりもやや円高が進んだことも重し。日経平均は寄り付き直後に下げ幅を一時99円まで広げる場面があった。  個別では、16年3月期第1四半期で小幅増益のカルビー <2229> が下落。第1四半期で2ケタ減益のハーツユナイテッドグループ <3676> も軟調。第1四半期で赤字幅が拡大した池上通信機 <6771> や船井電機 <6839> なども売りが優勢となっている。第1四半期で営業益3割減のマルハニチロ <1333> もさえない。  半面、15年9月中間期業績予想を上方修正した日本曹達 <4041> や16年3月期第1四半期で営業益2倍のイソライト工業 <5358> は買い気配スタート。メタンハイドレートから天然ガスを安定生産するための実験を開始すると報じられ、日本海洋掘削 <1606> に思惑買いが流入した。(編集担当:宮川子平)
4日の日経平均株価は前日比85円93銭安の2万462円18銭で寄り付いた。
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2015-08-04 09:15