【本日注目の通貨ペア】豪ドル/円:RBAが豪ドル高懸念を削除

 豪準備銀行(RBA)は4日、政策金利を2.00%に据え置いた。同時に発表した声明では、前回の「コモディティ価格が大幅に下落している状況を踏まえると、豪ドルがさらに下落する可能性があるとともに、その必要性もあるとみられる」との一文が「豪ドルは鍵となるコモディティ価格の大幅な下落に沿って調整している」に置き換えられた。  市場はこの変更を、RBAの豪ドル高懸念の後退と受け止めたようで、豪ドル/円は91.30円台まで大きく上昇した。7月28日に89.30円台で下げ止まるとともに反発した事から日足チャート上に「Wボトム」を形成する可能性が浮上していたが、本日の上昇によってその可能性がさらに高まったと言えるだろう。  ただし足元では、原油価格が約5カ月ぶりの低水準に下落するなど資源安が進み、それを嫌気して米国株を中心に株価も弱含むという、豪ドル相場にとっての逆風が吹いている。少なくともそうした逆風が止む事が、92.40円台のネックラインを突破して「Wボトム」を完成させる条件となろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
豪準備銀行(RBA)は4日、政策金利を2.00%に据え置いた。同時に発表した声明では、前回の「コモディティ価格が大幅に下落している状況を踏まえると、豪ドルがさらに下落する可能性があるとともに、その必要性もあるとみられる」との一文が「豪ドルは鍵となるコモディティ価格の大幅な下落に沿って調整している」に置き換えられた。
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2015-08-04 18:00