日経平均は30円安スタート、プラス圏へ浮上する場面も

 5日の日経平均株価は前日比30円21銭安の2万490円15銭で寄り付いた。米国株の調整が続いたことで日本市場でも売りが先行した。ただ、円安がやや進んだため下値は限定され、日経平均はプラス圏へ浮上する場面もみられた。  個別では、7月度の既存店売上高が減収となったファーストリテイリング <9983> が軟調。16年3月期業績予想を見直したものの市場コンセンサスに届かなかったトヨタ自動車 <7203> も下落した。16年3月期業績・配当予想を下方修正した東芝テック <6588> も売りが殺到している。16年3月期第1四半期は営業益7割減だった蛇の目ミシン工業 <6445> などもさえない。  半面、16年3月期業績予想の上方修正と中間配当の実施を発表した日本化学工業 <4092> は買い気配スタート。15年12月期業績予想を上方修正した日本エアーテック <6291> 、16年3月期第1四半期で大幅増益のライト工業 <1926> やコスモ石油 <5007> 、第1四半期で2ケタ増益のテルモ <4543> なども買いを集めている。(編集担当:宮川子平)
5日の日経平均株価は前日比30円21銭安の2万490円15銭で寄り付いた。
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2015-08-05 09:00