韓国の航空宇宙産業、競争力は主要国比較で「低水準」=韓国華字メディア

韓国メディア・亜洲経済の中国語版は4日、現代経済研究院の安重基研究員がこのほど、世界の主要国の航空宇宙産業の競争力を分析した報告書を発表したことを紹介し、韓国の航空宇宙産業の競争力は米中を下回り、「競争力は主要国のなかで低い水準にとどまった」と報じた。
記事は、先進国を中心に、世界で航空宇宙産業が発展しつつあるとする一方、韓国の航空宇宙産業は「まだ立ち上がったばかり」と論じた。
さらに、安研究員が米国や日本、中国、英国、ドイツ、韓国など15カ国の主要国を対象に、政府および企業による航空宇宙産業への投資のほか、航空宇宙産業にかかわる特許数、輸出市場におけるシェア、研究成果などの項目において比較を行ったことを紹介。韓国政府による投資においては、2009年の投資額は8806億ウォン(約936億円)だったが、10年から減少し、13年には7354億ウォン(約782億円)まで減少したと紹介した。
続けて、13年における韓国の航空宇宙産業の予算額のほか、関連する論文数においても日米中とは差があったことを紹介し、14年時点の航空宇宙産業における「技術」の差は米国とは約9.3年分、日本とは4.8年分、中国とは5年分の差があると分析されたことを紹介した。
また記事は、安研究員の分析として、「航空宇宙産業の競争力を高めるため、韓国政府は関連施設の建設を加速させると同時に、民間企業が産業を牽引するよう、資金面や税制面でのサポートを提供すべきだ」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
韓国メディアの亜洲経済(華字版)は4日、現代経済研究院の安重基研究員がこのほど、世界の主要国の航空宇宙産業の競争力を分析した報告書を発表したことを紹介し、韓国の航空宇宙産業の競争力は米中を下回り、「競争力は主要国のなかで低い水準にとどまった」と報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-08-05 10:00