日経平均は93円高と3日ぶり反発、売り一巡後に切り返すも終盤は伸び悩む

 5日の日経平均株価は前日比93円70銭高の2万614円06銭と3営業日ぶりに反発して取引を終えた。米国株安を嫌気した売りが先行したが下値は限られ、午前10時30分ごろから先物主導で切り返しの動きを見せた。後場寄り直後に上げ幅を200円近くまで拡大したあとは伸び悩んだ。  個別では、16年3月期業績予想の上方修正と中間配当の実施を発表した日本化学工業 <4092> が急伸した。16年3月期業績予想を上方修正した大陽日酸 <4091> も堅調。第1四半期で営業益2.6倍の丸和運輸機関 <9090> は一時ストップ高を付け、営業益2.4倍のライト工業 <1926> も高い。第1四半期で増収増益の日本水産 <1332> も上げ幅を拡大した。  半面、7月の国内ユニクロ事業が減収だったファーストリテイリング <9983> は下げがきつかった。16年3月期の営業利益予想を据え置いたトヨタ自動車 <7203> も軟調。第1四半期で赤字に転落したミライト・ホールディングス <1417> や、第1四半期で2ケタ減益の荒川化学工業 <4968> なども安い。(編集担当:宮川子平)
5日の日経平均株価は前日比93円70銭高の2万614円06銭と3営業日ぶりに反発して取引を終えた。
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2015-08-05 15:00